経営者にかかる責任の重さ

企業の大小に関わらず経営者という職務には大きな責任が課せられます。

もちろん、自身の夢や希望を叶えるために起業している人がほとんどでしょうが、成り行きや思い付きで会社を興し、継続させることが出来るほど容易いものではないのです。どんな会社においても、仕事の受注先となる取引先や発注先となる仕入先、下請けなどは必ず存在します。そんな取引先に対して引き受けた仕事を中途で放り出すことや依頼したまま支払いもせずにいることなど、出来るはずがないのです。

つまり、企業における経営者の責任のひとつには取引先との契約を確実に遂行する責任が生じているのです。また、企業が雇用している社員に対しても責任がある事は少し考えれば判ることでしょう。会社から受け取る給料によって生活を送っている社員達の生活を守る責任も経営者は担っているのです。

これは、個人営業を行っている会社でも程度の差こそあれ責任の有無に違いはありません。自身の家族を守る責任を感じる必要も有るのですから。つまり、ひとたび会社の経営を任される存在となれば、その経営者は社会に与える影響、取引先に及ぶ影響、そして社員の家族も含めた多くの人間の生活を守る責任があるということを自覚しなければならないのです。